井ノ口商店のお話

私どもは、飛騨高山で北アルプスを身近に感じながら、飛騨名産の漬物と味噌をつくる農家です。
50年以上続いてきた素材・仕込み・漬け方などにこだわりを持ち、よりおいしく食べて頂けるよう、日々努力しております。
お客様との楽しい会話をしながら、「おいしい!」と言ってくださることに喜びを感じて頑張っております。

井ノ口商店の歴史 ~リヤカーの振り売りから始まった~

商売を始めた当初は、自家製野菜や薪などをリヤカーいっぱいに積み込み、一軒一軒振り売りした後、高山陣屋前の朝市で商品を広げて売るのが日課でした。
そのうち、自家製の赤かぶや大根の漬物を野菜と一緒に売るようになったのが、井ノ口の漬物づくりの始まりです。
晩秋のころは、大根を何本もはさに干してぬか漬用大根にしました。その光景は、新聞社の取材も受けたりして今では懐かしい光景です。
冬が始まると、雪が降る中収穫した赤かぶを大きな樽で塩漬けし、赤かぶ漬の仕込みをします。
冬の農閑期には味噌を仕込んでおり、そのことは今でも変わりはありません。
このように代々受け継がれてきた手法や味を守りながら、新しい漬物・味噌にチャレンジして今に至っています。

高山陣屋前朝市の歴史

陣屋前朝市の生い立ちは文政3年(1820年)ころの高山別院を中心に開かれた桑市ですが、明治27年ころから自作の野菜や花などを売る野菜市として始められました。
明治5年(1872年)ころには、高山市の中心「中橋」まわりを転々と場所を変え、大正11年に高山陣屋前の広場に移るとともに昼夜の野菜市が開かれるようになりました。
第2次世界大戦中には、灯火管制が施され夜市は消滅しましたが、終戦後も朝市は続けられ、昭和45年に高山陣屋前朝市組合が結成され現在に至っています。
現在は、高山の朝市は、千葉県勝浦市、石川県輪島市の朝市と並ぶ日本三大朝市と呼ばれ、地元のおばさんたちの飛騨弁が飛び交う楽しい観光地として有名です。